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好きをとことん始めてみよう

最近、パラサイトという言葉が注目されています。学校を卒業しても就職せず、親元で暮らしながらアルバイト暮らしをする若者を指しています。学校での義務教育は中学三年までです。時代は変わりますし、フリーターも正社員も区別のなくなる社会にならないとは断言できませんが、格差はやはりなくならないでしょう。教育者いわく、どんな職種であっても、正社員として責任のある仕事を任されるのと、フリーターで頭を使わないルーチンワークを繰り返すのとでは、差は開きっぱなしだと指摘しています。最近は、教育現場での意見交換が話題で、セミナーなども行われています。フリーターになってしまった人を正社員として採用は有り得ないという意見もあれば、一方で、社会不適応者のレッテルを貼られることはゼロではないにしても、若くてポテンシャリティがあり、人物的に優れている場合には、採用する可能性はあるだろう、という意見もあります。教育者いわく、たとえフリーターであっても、経験した職種によっては好印象を持たれる場合があることも伝えています。例えば、学生時代に運動部に所属していれば、今の運動部は社会性をしっかり身につけさせるといいます。運動にばかり真剣になり、勉学が追いついていないこともあり、しっかり脳と身体を連動させています。挨拶から始まり、挨拶で終わる、服装もきっちりしています。教育を受けるのに、遅すぎることなどはありません。何のスキルも身につかないとか、自分には適性がないなどと、安易に結論づけることは避けましょう。何より、信用という面は重要視されています。がんばる人を社会は応援しますから、好きなことをまずは探して見つけ、とことん学びましょう。どんな職業に就きたいのか、どんな未来を描くのか、そんな自分の姿をイメージすることだけで終わりではなく、その瞬間から始めるべきです。専門学校に通う、短期でも留学を経験する、アルバイトを体験することも利に適っています。

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